土地は実際の売買価格(時価)を含めると同じ地点で5つもの価格がある。

①公示地価…全国の23,380地点を評価。売買の際の参考価格になる。国土交通省が毎年3月に公表。

②固定資産税の路線価…公示地価の70%を目処に設定。各市町村が毎年4月から6月にかけて公表。

③相続税の路線価…全国の約35万地点を評価。公示価格の80%を目処に設定。国税庁が毎年7月に公表。

④基準地価…全国の21,740地点を評価。売買の際の参考価格。各都道府県が毎年9月に公表する。公示地価と相互補完関係にある。

5つの価格は全てネットで調べられる。近隣の土地の売買価格、公示価格等は国土交通省の「土地総合情報システム」、相続税の路線価は国税庁の「路線価図」、固定資産税の路線価は市町村ホームページで確認可能。

また、宅地の取得・保有等にかかる税金には、固定資産税・都市計画税・相続税・不動産取得税・登録免許税等がある。